火を起こす、ワセリン!? 遊びもキレイも節約もかなえる、ワセリン術。
天然由来の成分でつくられたワセリンは、赤ちゃんにも使える肌にやさしい保護剤。油分が肌を包み込むように覆ってくれるので、効率よく水分の蒸発を防いでくれます。しかも髪や肌、唇、体と全身に使え、風呂上がりはこれ1つでじゅぶんとお手軽。
経済的にもうれしいアイテムです。
実はこちらの品、室内にとどまらずアウトドアでも活躍できるって、ご存じでしたか。1つ持っているだけで、何通りも楽しめる節約アイテムなのであります。
今回は、そんなワセリンを使った節約術についてのお話しです。
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ワセリンとは
石油を精製してつくられた物質で、おもに保護剤の役割に使われています。油分が多く、水分を逃しにくくしてくれるため、肌の保湿剤として一般家庭で使われている他、医療現場でも活用されています。
ただ注意が必要なのは、ワセリンそのものに肌を艶々にする成分が入っている訳ではないこと。あくまでも、水分の蒸発を守ってくれる保護剤という役割を理解した上で使用していくといいですね。
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色いろあるワセリン
比較的ポピュラーな『ヴァセリン』から『サンホワイト』まで、簡単にご紹介していきましょう。
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「ヴァセリン」
ユニリーバジャパン ヴァセリンペトロリュームジェリー 368.5g 658円
青い蓋が目印の「ヴァセリン」。精製度は比較的低めです。ドラッグストアなどで気軽に購入できるのが魅力です。
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「白色ワセリン」
【第3類医薬品】大洋製薬 500g ※楽天市場価格 620円
http://product.rakuten.co.jp/product/-/d238714ca2c66769c45c7ae2fa66cb7a/?l2-id=sd_product_item
日本薬局方の基準をクリアしたワセリンです。品質、価格、容量とすべてのバランスが整っているので、こちらの商品がおすすめです。
しかし白色ワセリンで肌荒れしてしまう方は、次にご紹介するプロペトやサンホワイトをどうぞ。
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「プロペト」
【第3類医薬品】丸石製薬 100g ※楽天市場価格798円
http://product.rakuten.co.jp/product/-/21ec706179514008432d27b989834400/?l2-id=sd_product_item
皮膚科でも処方される、高品質なワセリンです。肌の荒れやすい方でも、比較的安心して使われています。
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「サンホワイト」
日興リカ P-1 50g ※楽天使用価格1,000円
http://item.rakuten.co.jp/kohan/4523062001014m/
極力不純物を取り除いた、純度の高いワセリンです。少量で良く伸び、肌の敏感な乳幼児などにおすすめ。
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ワセリンの節約活用法
ワセリンが手元にやってきたら、ぜひ試して欲しいことをまとめてみました。キレイになりながら節約にもなる、そんなすてきな活用法をお教えします。
※下記の情報にでてくる「ワセリン」はすべて「白色ワセリン」を想定しています。
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お風呂あがりの全身ケアで、ボディクリーム購入費を節約
ボディクリームがわりに全身に使用可能です。水分を閉じ込める名人なので、入浴後の利用がおすすめです。
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リップクリームパックでパック代節約
ワセリンはリップクリームの材料としても使われているモノ。なので唇との相性も抜群です。とくにおすすめなのがワセリンパック。ワセリンを塗って、その上からラップをして数分待つだけで、唇がうるうるに。お好みではちみつやココナッツオイルを混ぜても。
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ささくれ対策にも活用して、ハンドクリームいらず
手や指先に少量なじませて、マッサージしてみましょう。とくに入浴後のうるおいが残っている際の使用がおすすめです。小さな容器などに入れて携帯すれば、ハンドクリーム代がまるまる節約できますよ。
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ワセリンでヘアケア代も艶やか節約
毛先にワセリンを少量つければ、髪が艶っぽくなります。今まで使っていたアウトバス用のヘアケア剤も朝のワックスも、これ1つに集約できればグッと節約になりますね。
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練り香水をつくって、香水代節約
ワセリンにエッセンシャルオイルなどを混ぜて、練り香水も作れます。全身に使える上、香りも長持ち。小さな容器に入れて携帯すれば、瓶に入った香水の出番も減ることでしょう。
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靴擦れ対策に利用して、靴の買い替え時期を遅らせよう
素足でサンダルのシーズンになると、靴擦れ問題に直面することも。そんな時には、ワセリンを擦れやすいところにあらかじめ塗っておけば、悲惨な靴擦れ状態の予防になりますよ。
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怪我をした時にもワセリン+ラップで自然治癒
小さな傷ならワセリンを塗って、その上からラップ(場合によっては絆創膏)などで保護をするだけでOKです。人間の持つ自然治癒能力を信じて、余分な薬代をカットしていきましょう。
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アウトドア派のワセリン活用術。ワセリン着火剤をDIY。
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用意する材料
白色ワセリン、小さな鍋、脱脂綿。そしてそれを入れるための保存容器です。家にあるモノだけで着火剤ができます。それでは、作り方をみていきましょう。
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ワセリン着火剤の作り方
1.3センチほどにカットした脱脂綿を、いくつか作ります。
2.小さな鍋にワセリンを入れます。弱火にかけてください。
3.ワセリンが溶けてきたら、先ほどカットした脱脂綿を浸して火を止めます。
4.十分、脱脂綿にワセリンが染み込み常温に戻れば、準備OKです。
5.用意したジップロックなどの保存容器に入れて、アウトドアを愉しみに出かけましょう。
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着火の仕方
ワセリンが染み込んだ脱脂綿に火をつけるだけです。ワセリンが染み込んだ量や脱脂綿の多さにもよるとは思いますが、しっかりと火がつきますよ。キャンプやバーベキュー時だけでなく、ちょっとした明かりが欲しい時にも活用できますね。
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ワセリンを節約活用するメリット
節約には何パターンか方法があります。何かを我慢してプラスを生みだす方法、逆に最初にマイナスを叩きだしトータルでプラスにもっていく方法。ワセリンはまさに後者。ワセリンを購入するという出費はありますが、結果的に浮くお金がたんまり出てきますね。
しかもワセリンの特性をおぼえておけば、使用方法も広がります。
何より、最大のメリットは楽しみながら節約できる点ではないでしょうか。我慢せずにお金を最小限に消費して、最大限に有意義な生活を送る。それがワセリン節約のだいご味なのかもしれませんね。